今日はAnonymous Jacketの製作秘話の一部でも書いてみようかと思います。
この方が飛騨さしこが誇る「ザ・さしこ」
職人さん達の筆頭です。
これまで数多くの有名ブランドのオファーを断ってきたお方
なんでさぞかし怖い人なんだろうと思って会いにいきましたが
確かに厳しいところはありますが
それはこれまで30年以上刺し子と向き合ってきたプライドと実績だと僕は感じました。
一言でいうと「江戸っ子」なのです。
すごく優しいですけど中途半端なこと言うとピシャリときます。
刺し子入りの作務衣を着て作業する姿は
いちいち粋でカッコイイのです。
生地も僕があれこれと注文出すのですが
「糸とケンカする」ってなかなかOKが出ないんですよ。
「糸とケンカする」いつか僕も言ってみたいっすね〜
他に僕が特に驚いたのが「時計」
HAMILTON のベンチュラ、しかもブリンブリンのゴールドなんです。
もちろんブランドなどはなにも知らずに買ったそうなんですが
普通それ選びます?ってチョイスなんです。
反対の腕には数珠やらブレスレットやらが何重にも付けてあって
やっぱりものすごいセンスだなって感動しました。
ただ、困っちゃうのが1年が「祭り」を基本に動いてるんで
祭りの季節が来ると仕事しなくなっちゃうんですわ…
なんで毎週電話して様子見をしてます!