2015年7月21日火曜日

Explorer #183『影すら踏ませない』


ボロ-襤褸-BORO
3年前にAnonymous Jacketをつくってから
刺し子の背景にある民藝がさらに気になり
襤褸や世界の古着に対する興味が深まってます。
欧米ではBOROと言えば
アートの文脈で語られることも多いです。

そもそも寒さに耐えるためや
日々の暮らしのために存在した刺し子やボロが
数十年〜百年の時間の中でアートとして
人々を魅了するようになった過程はとても興味深いです。

外行きの綺麗なボロより
それこそ寝具などのザ・ボロの方が
マーケットの評価は高かったりするのです。
きっと当時の日本にはどの家庭にもボロがあったけど
それは決して人に見せるものではありませんでした。
補修、補強につぎはぎを足して日々の生活に役立てたのでしょう。
現代の人たちはそこに偶有性の美を見出すのだと思います。

そこには人工的でない圧倒的な美しさがあります。

そうなると僕の加水分解したスニーカーも
数十年後にはアートとして評価されるのでしょうか(笑)