2012年11月29日木曜日

One stitch one hope


今年の5月に「CAMPFIRE」にて立ち上げた
「刺繍や刺し子を仕事に!ファッションブランド1sinによる復興応援プロジェクト」の第2弾プロジェクトを本日立ち上げました。

前回は65名のパトロン様から566,500円の支援をいただき、
FACEBOOKでは964人からの「いいね!」をいただきました。
応援してくださった多くの方々に改めて感謝申し上げます。

本当は第1弾で終了の予定でした。
こういうのは1回だから多くの支持を得られると今でも考えています。
正直、何度もやるのはかっこよくない、かなと…

ですが継続的に被災地に足を運んでいると、
ようやく建物の取り壊しが終了して、
「さあこれからどうやって復興するかね?」という状況に私には見えます。
また震災から1年半経って新たにさまざまな問題が生じています。
地域内格差や仮設住宅でのトラブルなど。
その中でも地元企業の経営難が深刻かなと感じます。
僕は1sinを通じて現地見ているのでどうしてもアパレル製造業を見てしまいますが、
1sinの帽子をつくってくれている南三陸町のスズキ企画さんは
震災後に売上げが40%近く減少しているそうです。
これはもちろん震災だけでなく日本のアパレル製造業全体が経営不振に陥っているのも原因にあると思います。
仮に震災前に戻せたとしても抜本的な解決方法を考えなければならないと思います。

ですが、やっぱり、まず今日明日の仕事がなければやる気も出てきません。
そこで今回の第2弾プロジェクトではこのスズキ企画の再建も含めた内容になっています。
詳しいことはCAMPFIREをご覧いただきたいのですが
中長期的な観点から復興の応援をしたくてプロジェクトを立ち上げました。

ものづくりを通じて多くの方々が前向きになってくれます。
報酬なんて微々たるものですが
「誰かの役に立っているのが嬉しい」と言ってくれます。

今でもどっちかって言うとボランティアとか社会貢献って言葉が苦手です。
絆とか笑顔とか言われると身構えちゃいます。
だけど

僕は現地のおばちゃん達と
「1sinはもう来なくても大丈夫よ!」
って言われるまで継続するからと約束しました。
なんでかっこ悪くてもやるんです。


皆様のご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

1sin
藤原 新